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糖質制限食と糖尿病

05-31,2012

先日の糖質制限セミナーの続きです。今回は糖尿病について。

糖質制限食は食後血糖が上昇しないので、糖尿病の治療にとても有効です。
京都の高雄病院のように、糖尿病の治療に糖質制限食を積極的に導入しているところもあります。
<高雄病院の糖尿病治療(糖質制限食)>

しかし、まだ一般的には従来のカロリー制限を主眼においた糖尿病食が主流です。
(一般の糖尿病食は糖質の割合がかなり多く55~60%です。一方、標準糖質制限食は約27%、3食とも糖質を抜くスーパー糖質制限食なら約12%です。)


糖質制限食の有効性や安全性は徐々に実証されつつありますが、日本ではまだアメリカ等に比べ糖質制限食が認知されていません。

米国糖尿病学会の見解では、1997年版まではタンパク質や脂質も血糖に変わるとされていましたが、2004年版から削除され、実質血糖を上昇させるのは糖質のみとなりました。2008年版から低炭水化物食が肯定されるようになり、減量が望まれる糖尿病患者に推奨されるとされていました。そして2012年には「減量が望まれる」という文言も外されたそうです。

一方日本ではというと、今年の日本糖尿病学会でようやく糖質制限食が選択肢の一つとしてコンセンサスを得られたそうです。ただし、1日130gを切らないようにという制限つきです(米国では制限が撤廃されています)。ともあれ、日本でも糖質制限食が治療の一つとして認められたのは大きな出来事とのことです。


糖質制限食で糖尿病をうまく治療できれば、薬はほとんどいらない、もしくはごく少量で済むそうです。私は内科医ではないので糖尿病の治療はできません。内服薬やインスリンを使用している糖尿病の方が糖質制限食を導入する場合、低血糖になる可能性があるので、主治医と相談しながら慎重に始めてください。(糖尿病でない方は低血糖にはなりません。)

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