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医療のパラダイム・シフト

09-18,2013

糖質制限食と湿潤療法の第一人者である江部氏と夏井氏の対談本「医療の巨大転換を加速する」が出版されています。



糖質制限食と湿潤療法という、従来の治療とはまったく違う治療法を推奨するお二人が、対談形式で医学会やマスコミの問題点を指摘しつつ、これらの治療法の正当性を患者の立場に立って説明しています。

私は両氏とも直接会ってお話しさせていただきましたが、人間的にも大変尊敬できる方々です。
今までの書籍であまり触れられていなかった話題も登場しています。とても読みやすい本です。
面白かった点を少し抜粋します。


○ 医学の「正しさ」はレベルが低い
・EBMは過去のものを確認するだけ、新しいことは自分の頭で考えるしかない。
・その土台となるのは基礎科学である。
・医学論文の統計は基準が甘い。
・統計学とは差のないところに差を作り出すものであり、糖質制限や湿潤療法と従来治療との比較に統計学はいらない。なぜなら明らかに違うから。


○ 常在菌と人とはウイン・ウイン
・常在菌は人と共生関係。
・傷口にいる菌は、大体は問題を起こさない菌。化膿させることが出来る菌はごく一部。
・消毒しても菌は死なない。休眠状態に入るだけ。


○ 医者の良し悪しは電話一本でわかる
・外来看護師が快い応対をするなら、良い治療をしてくれるはず。



当院では、傷ややけどの治療はすべて湿潤療法で行っております。消毒薬は一滴も使用していません。
最近はネットで湿潤療法を実施しているところを探して来院される方がとても多くなっています。

また糖質制限食での肥満治療も継続中です。
残念ながら内科医ではないので糖尿病治療はできませんが、興味をもたれている方にはアドバイスをさせていただいています。

もしかしたら近い将来、糖質制限食と湿潤療法が当たり前の時代が来るかもしれません。




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